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はじめての3Dプリンター!

3Dの基礎知識!まずはここから!

3Dプリンターの様々な造形方式

3Dプリンターは、液体樹脂に光を当てながら少しずつ硬化させたり、一定の温度で熱溶解させた樹脂を積み重ねたり、粉末状の材料に高出力レーザーを照射し焼結させたりと、さまざまな技法で材料を積み上げて立体物を成形していきます。

01. 熱溶解積層方式/FDM(Fused Deposition Modeling)

樹脂を溶かし、積層していく方式になります。微細な表現や造形は不得意となりますが、幅広い樹脂を使用出来ます。ABSなどの素材をそのまま使用することが出来る為、本来の完成品に近い物性を持った造形品を作成することが可能です。また、取扱いが容易で後加工についても簡単に行えます。10種類以上のフィラメント(素材)から造形が可能です。

●使用可能素材

PLA(一般的な材料)、ABS、PPGW、SMP
FABRIAL-R、酢酸セルロース


02. 光造形方式/SLA(Stereo Lithography Apparatus)

UV光で硬化する樹脂を積層させていく方式になります。微細な表現に向いており、形状確認から 機構確認まで幅広い用途で活用可能です。微細で表面が滑らかな造形物が出来ますので、精度が求められる細かいものの作成に向いて います。

●造形可能サイズ

145㎜×145㎜×175㎜


03. 粉末造形方式/SLS(Selective Laser Sintering)

粉末状の材料を接着することで積層させていく方式です。用途として形状確認もさることながら 爪形状のスナップフィット機能など、試作段階から最終製品に近い材質による試験・評価が可能です。サポート除去が難しい複雑な形状(中空形状)や一体化構造などの製品を高精細で高耐久に造形が可能です。(素材)から造形が可能です。

●使用素材
 PA12 (高疲労性に優れたナイロン12素材)
●造形可能サイズ
 110㎜×160㎜×130㎜


04. 金属造形方式

粉末状の材料を接着することで積層させていく方式です。金属粉を用いることで金属製品の造形が可能です。素材として、高腐食性が特徴のステンレス素材SUS316を使用していますので、最終製品でもご使用頂けます。切削加工では造形出来なかった、中空形状やメッシュ形状の造形が可能です。(素材)から造形が可能です。(素材)から造形が可能です。

●使用素材
 SUS316
●造形可能サイズ
 Φ100㎜×h100㎜


05. インクジェット方式/(マルチジェット・プリント方式)

インクジェットプリンターのインク部分を紫外線硬化性の樹脂に置き換えて使用する造形方式です。硬化性樹脂をインクジェットヘッドから噴射し、紫外線で固めながら材料を積層していきます。(素材)から造形が可能です。

3Dプリンターの素材とは?

3Dプリンターの素材とは、2Dのプリンターのインクのようなもの。素材を積層し固めることによって、立体物を造形していきます。

3Dプリンターでは、さまざまな素材を使用できますが、造形方式によって、使用できる素材のタイプがそれぞれ異なります。

熱溶解積層方式(FDM方式)の場合は、熱で溶ける樹脂を細長い紐状にした、フィラメントと呼ばれる素材を使用します。ほとんどの熱可塑性樹脂がフィラメントとして登場していて、樹脂と異素材を混ぜた合成フィラメントも存在します。

光造形方式(SLA方式/DLP方式)やインクジェット方式(材料噴射方式)の場合は、紫外線で硬化する液体のアクリレート系樹脂を使用します。

粉末焼結方式(SLS方式)やバインダージェッティング方式の場合は、粉末素材を使用します。樹脂はもちろん、金属粉末や石膏など、粉末状のさまざまな素材が使用可能です。

3Dプリンターを使う流れ